CASE 2 :のどにできたメラノーマ

雑種犬
メス
12歳

鼻からブーブー音がする
抗生物質による反応が乏しい


口の奥の病変は、見つかりにくいことが多いです。
X線検査を行ったところ、軟口蓋に腫瘤状の陰影が見られました。
のどに違和感を感じそうなくらい大きい病変です。

病変の組織検査を行ったところ、悪性メラノーマと診断が得られました。
(完全切除は困難でした・・)

口の中にできるガンには悩ましいものが多いのですが、この悪性メラノーマは
悪性度が非常に高い腫瘍の一つです。

 

 

 

Before                                          After

大学附属病院で、CT検査と放射線治療(週1回、計4回、緩和的照射)
をしていただきました。

CT検査では、軟口蓋はほぼ腫瘤に置換されていましたが、
幸い照射後の検査ではほぼ病変は縮小していました。

ご家族には満足いただけましたが、肺転移が残念ながら認められています。。

こちらの治療はなかなか良い治療がないのが現状ですが、
選択肢の中からその時その時の状態で考えていくことになっています。

 

先日は泉佐野も何年ぶりかに雪が積もりました。