麻酔・鎮静処置について
検査や手術を行う際に、動物にやさしい麻酔と鎮痛をこころがけています。
・ 不安や痛みを取り除くことを目標に、バランス麻酔の理念に基づいた麻酔薬・鎮痛薬を組み合わせた麻酔を実施します。
・ 基礎疾患や高齢、肥満があるために麻酔のリスクが高い動物に対しても安全に処置が行えるよう、使用する薬剤をよく検討します。
・ 周術期(術前術中術後)の疼痛管理に関しても積極的に取り組んでおり、動物達の状態に応じた管理をおこなっています。
以下の手技を個々に織り交ぜながら、麻酔・鎮静処置を速やかに安全に行えるよう心がけています。
・気管挿管と吸入麻酔
・局所麻酔
・神経ブロックと硬膜外麻酔と鎮痛カテーテル設置
・静脈持続点滴
・鎮痛管理(オピオイド、NSAIDs、α2アドレナリン受容体作動薬、ベンゾジアゼピン系薬剤 etc)
・心拍、呼吸数、Spo2、Etco2、体温のモニタリング
・血圧の非観血と観血モニタリング